7月15日の豆知識 新橋駅のローマ字が間違っている?|知恵の雫

公開日: : 最終更新日:2015/07/15 豆知識 , ,

“知恵の雫”では、日常に溢れている豆知識を、毎日1件づつ紹介しています。

7月15日の豆知識

まず、こちらの↓の写真をご覧下さい。

images (2)

↑チャンと読めましたか?
しむばし?変ですよね。

images (3)

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道路標識は↓こんな感じです。

DSCF0368.JPG20d3Da6-dd38b

これ実は、どちらも正解!なんです。

ローマ字には、種類があるんです。
『ヘボン式』『訓令式』が代表的な2種類です。

『ヘボン式』の中でも使用用途別になっているんです。
・ヘボン式英米規格
・ヘボン式外務省(旅券申請)
・ヘボン式道路標識
・ヘボン式駅名

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「ヘボン式駅名」では、「ん」の後にマ行パ行バ行が続く場合は、「ん」をnではなくmと表記することになっています。

その為、「しんばし」はshimbashiと表記するのです。

ですので、日本橋駅も↓の表記になっています。

nihombashi-metro-tozai

道路標識は、「ヘボン式道路標識」が適用されますので、↓の表記となります。

071023nihonbashi.jpg20d3Da1-bb0a2

日本にローマ字が入ってきたのは、戦国時代だと言われています。 最初は、ポルトガル式のローマ字でした。

江戸時代に入り鎖国政策が行われ、外国人は事実上オランダ人だけですので、オランダ式のローマ字になった。

明治維新で開国され、アメリカ人のジェームス・カーティス・ヘボンが和英辞書『和英語林集成』を著しこの中で英語に準拠したローマ字を使用した。

これは、仮名とローマ字を一対一で対応させた最初の方式である。

これを、『ヘボン式』といいます。 ヘボン式ローマ字は英語の発音に準拠したので、日本語の表記法としては破綻が多かった。

1885年に田中館愛橘が音韻学理論に基づいて考案したのが日本式ローマ字である。

日本式は音韻学理論の結実として、日本国内外の少なくない言語学者の賛同を得た。

これを、『日本式』といいます。

しかし、英語の発音への準拠を排除した日本式ローマ字は英語話者や日本人英語教育者から激しい抵抗を受け、日本式とヘボン式のどちらを公認するかで激しい議論が続いた。

近衛文麿内閣の時に、公的なローマ字法が1937年に内閣訓令第3号[6]として公布された。

1937年版の訓令式ローマ字は、日本式ローマ字を基礎としてそれに若干の改変を加えたものです。

これを、1937年版『訓令式』といいます。

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第2次世界大戦での敗戦後、GHQにより道路標識を『ヘボン式』表記にした。

これにより、1937年版『訓令式』と『ヘボン式』の混在による混乱を生じた。

1937年版『訓令式』に改変を加え、1954年版『訓令式』を新たに公布し直した。

「国際的関係その他従来の慣例をにわかに改めがたい事情にある場合」に制限しながらもヘボン式の使用も認めるものとなった。

これが、私たちが一番馴染みのある1954年版『訓令式』である。

と、まー、コロコロとした改変があった訳です。

1954年版『訓令式』だけで良いのですが、次の↓一文があるために、『ヘボン式』等が残っているんです。

“国際的関係その他従来の慣例をにわかに改めがたい事情にある場合”

・Yen – 日本の通貨単位の円
・Inouye – 井上に由来する日系人の姓
・Yeso – 北海道(蝦夷)に生息する生物の学名
・kudzu – 植物のクズ
・Shimadzu Corporation – 島津製作所
・Tokio Marine Insurance – 旧東京海上保険

日本国内の標準として公に認められているローマ字表記は1954年の訓令式である。

しかし、地名や人名などの各種日本語音をローマ字表記する必要がある場合、実際には日本国政府でも、ヘボン式表記が多用されているのが現状である。(外務省発行のパスポートの名前・本籍地都道府県表記等)

今では、使用用途により形式を使い分けているのが現状です。

・訓令式(ISO)
・ヘボン式英米規格
・ヘボン式外務省(旅券申請)
・ヘボン式道路標識
・ヘボン式駅名

ですが、訓令式は減ってきているのではないかと感じます。

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訓令式では「し」=si、ヘボン式ではshiと表記します。

あなたは、ローマ字で何を最初に書きましたか?

多分、自分の名前だったのではないでしょうか?

「名前」は、旅券申請に絡んできますので、『ヘボン式』の外務省ヘボン式が適用されますので、「つ」はtuではなくtsuとなります。

なので、日本人は、外務省ヘボン式と一番多く目にするであろう道路標識ヘボン式に淘汰されていくのではないでしょか。

先人が苦心して作った『訓令式』は、残念ながら役目を終えようとしているのです。

でも、この「ローマ字変換」を明治の時代にやったことは、今の私たちに大きな利益をもたらしたんですよ。

それは、タイプライターとコンピューターとワープロです。

「ローマ字」があったので、ワープロが直ぐに作ることができ、一般に普及させることが出来たのです。

今、こうして、ホームページやブログなどを簡単に使えるんです。

日本語も洗練された言語だったのも大きな要因でしょう。

平仮名、カタカナがあり、五十音が出来上がっていたためローマ字を作る事が出来たのでしょう。

中国語や韓国語ではローマ字に変換すること自体発想しなかったかも知れませんものね。

良かったね。日本人で。

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