6月12日の豆知識 『マン島TTレース』死者240人以上!?|知恵の雫
公開日:
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最終更新日:2017/08/27
モータースポーツ, 自動車・道路, 豆知識 6月12日, イギリス王室, サーキットの狼, スピーチ, ホンダ, マッド・サンデー, マン島TTレース, 乗り物, 二輪車, 会話ネタ, 公道レース, 忌日, 朝礼ネタ, 知恵の雫, 記念日, 誕生日, 豆知識, 雑学
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6月12日の豆知識
マン島TTレース
“知恵の雫”では、日常に溢れている豆知識(雑学)を、毎日1件づつ紹介しています。
その日に起きた出来事や記念日、誕生日などに関連した豆知識(雑学)を紹介してします。
スピーチや朝礼ネタ、会話のネタにもお使い頂ければと思います。
今日(6月12日)の豆知識 マン島TTレースについてです。
今日6月12日は、1961年に『マン島TTレース』で本田技研工業チームが125cc・250ccの2クラスで初優勝した日です。
『マン島TTレース』は、ホンダを一躍「世界のホンダ」に押し上げた、ホンダにとっては切っても切れないレースですよね。
今では、二輪、四輪共にレース界では、その名が知れ渡っているホンダですが、このレースが「世界のホンダ」の原点となっています。
1961年昭和36年当時は、1958年昭和33年から続いた岩戸景気の終焉期でした。
その好景気に乗って一気に世界戦略に出たホンダは、1958年12月に『マン島TTレース』参戦を社内に告知したのです。

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その『マン島TTレース』は、非常に危険なレースである事でも有名です。
1907年から開催されている『マン島TTレース』では、2013年までで日本人3名を含む240名以上が命を落としているのです。
『マン島TTレース』は、ご存知の通り、マン島の半分を規制して行われる「公道レース」です。
その為、F1のモナコGPのように、コース脇にエスケープゾーンがなく、コースアウト=民家に激突なのです。
モナコGPの場合は、ガードレールなどの処置が施されていますが、マン島の場合はガードレールすらないところだらけなのです。
「公道レース」であるが上のトリッキーなものが、コーナーのバンクです。
専用のレーシングコースであれば、コーナーにはバンクが設けられています。
(中には、あえて逆バックにしてあるコースもありますが・・・)
(バンクとは、コーナーの内側が下がっていて遠心力でマシンが飛び出さないようにしてある傾斜)
一般道として作られた道には、そのような配慮がなされていません。
ちょっとしたオーバースピードやコーナリング中のバウンド、重心移動などで簡単に、アウト側にスッ飛んでいってしまうのです。
直線でも、コースのアンジュレーションによって大きくジャンプしてしまう「ジャンピングスポット」も散在するのです。200kmオーバーでのジャンプは、とても危険な事です。
着地の際の重心、空転した駆動輪へのアクセルワーク、着地時に一気にエンジンブレーキが懸かった状態になるのです。
その為、エンジンがノッキングを起こす恐れもあります。
そこから、エンジンをスムーズに立ち上げないと駆動輪が暴れ、グリップを失ったりします。
先週のモナコGPでのバトンのように、マンホールが外れて飛んでくるようなこともあるかも知れません。
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現在の『マン島TTレース』は、マン島を領地としているイギリス王室により、レースの開催の決定権が握られているようなものです。
国際レースには、組み込まれておらず、単独開催のローカルレースとなっています。
ですが、100年を越える伝統レースである為、毎年世界中から参加者がマン島にやってくるのです。
あまりに、危険なレースゆえに、GPレーサーのようなトップレーサーは参戦しません。
ですので、近年『マン島TTレース』に参加するレーサーは、伝統レースの覇者を夢見る二流レーサー(?)なのです。
また、『マン島TTレース』の開催期間は、1週間あり、中日の“マッド・サンデー”と呼ばれる日には、一般観戦者もコースの走行が許されます。
“マッド・サンデー”そうです。
事故が多いのです。
そんな寛容なレースは、『マン島TTレース』だけです。
イギリス王室の領地であり、言わば治外法権的な地域だから成り立つのでしょうね。
でも、悪い事ばかりではありません。
「公道レース」ならではの観戦方法が醍醐味なんです。
何しろ、コース全部が観覧席なのです。
しかも、手を伸ばせばライダーに触れてしまう距離をマシンが疾走するのです。
日本には、多くに無人島がありますので、その一つくらいレーシング島にしてもイイかも知れませんよね。
サーキットの狼での”流石島”見たいに。
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◆二十四節気・七十二候
◆6月12日=誕生日
1929年 – アンネ・フランク、『アンネの日記』で知られるユダヤ人の少女
◆6月12日=記念日
・日記の日
1942年6月12日にポーランド系ユダヤ人のアンネ・フランクによって『アンネの日記』が書き始められたことにちなむ。
◆6月12日=出来事
1560年(永禄3年5月19日) – 桶狭間の戦い。織田信長が桶狭間山附近で今川義元を討ち取る。
1583年(天正11年4月22日) – 賤ヶ岳の戦い: 柴田勝家側についていた前田利家が羽柴秀吉に降伏。
1771年 – ジェームズ・クックが南太平洋諸島の探検を終え3年ぶりにイギリスに帰国。
1880年 – リー・リッチモンドがメジャーリーグベースボール史上初の完全試合を達成。
1942年 – ホロコースト: アンネ・フランクが13歳の誕生日プレゼントとして日記帳をもらう。『アンネの日記』の書き始め。
1961年 – マン島TTレースで本田技研工業チームが125cc・250ccの2クラスで初優勝。「ホンダ」の名をヨーロッパに広める。
1964年 – 南アフリカの反アパルトヘイト運動家ネルソン・マンデラに対し国家反逆罪による終身刑の判決。
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